技能実習生の受け入れでおすすめの国はドコ?

海外から実習生の受け入れを行う時に、お悩みになった事はありませんか??

  • 言語の問題があります
  • 評判はどうですか?
  • 受け入れた実習生の失踪が怖い

上記の様な質問をクライアントさんから良く受けます。
技能実習制度の提携国は、今は中央アジアまで広がっており様々な国家の人材を受け入れる事が可能です。
要は人材の受入れが出来る国の選択肢が既に多くなり過ぎています。

ただ、国が違えば・・・

  • 文化・習慣
  • 宗教
  • 政治体制
  • 親または公共のコミュニティーからの教え...etc

の違いにより、国民の気質が全く異なってきます。

その中で私は、「インドネシア」からの実習生採用を強くオススメします。
今から、その理由をお伝えしていこうと思います。

ちなみに私は、様々な国に長期滞在をした事がありますが、最終的にインドネシアと言う国を選び、独学でインドネシア語を習得し、2年間に渡りインドネシアで事業を行いつつ滞在しておりました。また現在進行形で、インドネシアと言う国に関わりつつ日本で事業を行っております。

目次

技能実習生を受け入れる国としておすすめはココ!

私がインドネシアからの技能実習生をオススメします
その理由として「3つの理由」があります

  • インドネシア語は簡単
  • 日本でも評判が良い
  • 失踪がとても少ない

インドネシア語はとても簡単

職場に配属をして共に事業を拡大するパートナ-として雇用するのであれば、コミニケ-ションツールとして「言語」はとても重要です。
インドネシア人を採用した後、雇用する側もインドネシア語を理解出来れば間違いなく彼らの仕事の質や、スキルレベルの向上速度が加速します。

読みやすい

「インドネシア語」はアルファベットを主体としているので、中学と高校の6年間で英語の授業が必須である私たち日本人であれば簡単にインドネシア語は読めてしまいます。 

文法が英語に近くて習得しやすい

私たち日本人は、中学と高校の6年間で英語の授業は必修科目です。特に日本は英文法の教育に力を入れていた特徴があります。
インドネシア語の文法はほぼ、英語と同じなので、英文法を学校で学んできた我々にとっては習得は簡単です。

単語だけでも意思疎通が簡単

インドネシアは南国の島国であり、その気質も割と「おおらか」「おおざっぱ」な気質があります。
彼らの言語であるインドネシア語も単語や文法に対して、かなり「おおらか」な部分もあり、細かい単語の意味や文法を気にしなくても彼らと簡単に意思疎通が可能です。

インドネシアの実習生の評判はかなり良い

同じ島国として日本人と親和性がある

インドネシアは私たち日本と同じ島国で形成されて国家であり、また日本人と同じく稲作を中心とした「農耕民族」です。
故にインドネシア人は、狩猟民族的な「勇敢」かつ「行動力」が勝るタイプではなく、控え目な気質であり日本人ととても良く似ています。

インドネシアからの人材受け入れは既に歴史がある

インドネシアからの技能実習生の受入は前制度である「研修生」の時代から続いており、既に30年近く日本はインドネシアから人材の受入れを行っており、とても信頼感があります

インドネシアの国家としての体制が良い

過去のインドネシアは「汚職が蔓延する国家」として知られていました。
しかし、最近はTeslaで一躍有名になったイーロンマスク氏とひと悶着でSNS上で炎上もありましたが、現職の大統領である「ジョコウィ大統領」が就任後は、「汚職撲滅」をスロ-ガンに掲げていた事もあり、現在のインドネシアはクリ-ンな国家となった感があります。
また、日本と同じく自由主義資本主義国家である事も大きいです。

インドネシアの実習生の失踪はレアケ-ス

技能実習生を雇用する時に、不安となる要素が「失踪」です。
もし、技能実習生を雇用している事業所が、「失踪」を出してしまうと、技能実習制度の管理監督元である技能実習機構よりペナルティーが科せられ、今後の新たな技能実習生の受入れや採用計画に影響が発生します。

失踪につながる原因となるのは莫大な借金

技能実習生の失踪は、過去に目立った技能実習生の出身国は「中国」、そして今は「ベトナム」です。今後に増えていくと予想されるのは「カンボジア」と「ミャンマ-」と言われています。

失踪の原因となるのは、手数料と称した高額な費用を「技能実習生」に対して、借金として負わせる仕組みがある事です。
職場でのパワハラ・いじめと言う原因もありますが、ほぼ原因の元のなるのは「莫大な借金」です。

その高額な手数料を技能実習候補生より徴収していくのが、人材ブロ-カ-となります。
ココでいう人材ブロ-カ-とは、違法行為を行っている海外送り出し機関とその下でフリ-ランスが活動する「ネットワ-クビジネス」の様な仕組みです。

法務省より引用 https://www.moj.go.jp/isa/content/001362001.pdf
ベトナムが突出/インドネシアから下は受入総数自体が少ない

インドネシアは人材ブローカを排除している

過去のインドネシアでは、上記に示した「人材ブロ-カ-」が活動をしておりました。
例として・・

  • 口利きの仲介屋の横行
  • 送り出し機関が、手数料徴収の為に親族の土地登記簿謄本を抑える...etc

しかし、インドネシア政府主体でかなりの逮捕者を出した大規模な取り締まりがあり、悪質な行為を行っている人材ブロ-カ-はほぼ排除されました。

実習制度への参加が「出稼ぎ」目的が主ではなく「経験」を重視している

2015年辺りに在ベトナムの日本大使館がセミナ-形式で、ベトナム各地で若者に対して「悪質仲介業者」に対しての注意喚起を行いました。

  • 日本で高額な給料は貰えない
  • 技能実習制度は出稼ぎ制度ではない
  • 仲介業者の手数料は高額で、日本の給料では返済できない....etc

もし、悪質な人材ブロ-カ-の甘い誘いに乗ってしまうと、日本での生活に落胆するどころか、莫大な借金を返済する為に失踪または犯罪に手を染める必要が出てきます

なおインドネシアの場合は、私が面談をした時に彼ら/彼女たちの声として出てくる技能実習生の志望動機は「出稼ぎ」目的ではなく、日本でたくさんの「経験」積み重ねたいと言う要望が多いです。

過去の記事でもお知らせしましたが、日本とインドネシアの賃金格差は既にかなり縮小しており、「出稼ぎ」目的のみで日本へ来るメリットはひとつもありません。
過去の記事をコチラに貼っておきますので、参考までにご覧ください

実際のインドネシア人はどんな気質?

上記でインドネシアの良い点3つを挙げました。
ただ、良い部分だけでは無いと思いますので、コチラで挙げてみます。

私は海外へ大きな波を求めて、インドネシアへサーフィントリップを行ったのがキッカケとなり、インドネシアと15年以上関わっております。また、インドネシアで事業を営み2年間長期滞在をした事があります。
その私の経験からお伝えしたいと思います。

日本と異なる部分

  • 南国気質が強い
  • 宗教がある
  • プライバシ-の概念が無い

南国気質が強い

繊細な日本人と異なり、細かい事を気にしない大雑把な気質があります。
ただ、日本にやってくるインドネシアの人材はインドネシアで日本の労働習慣や文化を事前に学んでくるので、コチラは余り気にしなくて良い要素となります。

宗教がある

私たちの日本はほぼ無宗教の人が多く、宗教概念についてあまり気にする人は居ないと思います。
ただ、インドネシアは90%以上がイスラム教徒の国であり、インドネシアは中東の国家と比較して厳格なイスラム教国ではありませんが、基本的な宗教の戒律は守ります。

特に注意する点として、ラマダンと呼ばれる「断食月」が年によっては日本の真夏と被ってくるので、水さえ飲んではいけないと言う事もあり日中の作業のパフォ-マンスは落ちてしまいます。

プライバシ-の概念が無い

目上の人・職場の人・家族でフレキシブルな距離感を取る私たち日本人と異なり、誰に対しても距離感を替えないインドネシア人の気質に少々戸惑う事もあるかも知れません。異性であると、私たち日本人の感覚からすると「ドキッ!」とする対応をされる事があります。
ポジティブに言い換えれば、とてもフレンドリ-な気質です

インドネシア西ジャワ州の看護学校にて

もし、インドネシアからの人材受け入れを検討するのであれば

もし、外国人技能実習生の受入れを検討されているのであれば、「インドネシア人」を選ぶと言う事は良い選択だと思います。
私個人も独学でインドネシア語を学び、実際にインドネシアで事業を行いましたが、日本人と懸け離れた「相容れない価値観」と言うモノは感じた事がありませんでした。

もし、この記事を読んで頂いて「インドネシア人」の受入れをぜひ前向きに検討したい!との事であれば、その簡単な受入れ方法をお知らせしておきますので、ご参考下さい

ドコへ連絡すれば良い?

技能実習生の受入れは監理団体を通して行います。
最近はGoogle検索が情報過多であり、インタ-ネットではとても監理団体を探し辛いので「外国人技能実習機構」が公表している監理団体リストを下部に貼っておきます。

お近くの監理団体を探した後は公表されている電話番号へ連絡をするか、もしくはその監理団体がwebサイトを持っていれば、そのwebサイト経由で問い合わせをすれば候補生面接等のフロ-はどこの団体でもほぼ同じなので、希望の求人条件を伝えて任せてしまえば問題ないです。

①一般監理団体
https://www.otit.go.jp/files/user/240126_1.pdf

②特定監理団体
https://www.otit.go.jp/files/user/240126_3.pdf

※一般監理団体は(最大5年間の技能実習を行える団体)
※特定監理団体は(最大3年間の技能実習を行える団体)
ただ、新設された職種や受入れ先の実績が無ければ、一般監理団体を利用しても3年間までの技能実習となりますので、どちらの団体を選ぶかは余り気にしなくて良いと思います

監理団体選びのポイント

最低でも監理団体と3年間の長い付き合いになります。
初めて「技能実習生」を受入れる時は、異文化の従業員を雇用するのでとても不安になります。
その不安や問題を解決するのが監理団体の業務となります。

  • 受入れ後の日本語教育のサポ-ト
  • 技能実習生のメンタル等のサポ-ト
  • インドネシアに精通したスタッフが在籍している
  • 問題が発生した時のサポ-ト体制

この辺りを選択時のポイントで考慮して頂ければ大方問題ありません。

以上となります。 この記事が皆さまのお役に立てればとても嬉しいです。

※追記 失踪等の問題が少ないと言う事で、インドネシア人材の注目が2023年頭より大きくなりました
以前から存在する違法な人材ブロ-カ-がそこに目を付け、インドネシア側送り出し機関を名乗って企業宛にプッシュ営業を行う事象が発生しています。
他国で発生していた 莫大な手数料 を海外の若者に負わせて日本へ送るスキ-ムの焼き直しなので注意をして下さい

※追記 2023年11月末に技能実習制度に見直しを行う方向に決まりました
制度の概要はまだ未確定ですが、新制度変更前の滑り込み需要でかなりの求人がインドネシア側へ来ている現状もあり、良い人材の確保が難しくなる事、そして入管業務等の申請期間の遅延も予想されます。
もし、実習制度のご利用を検討される場合は早い目のアクションが必要です

詳細をお知りになりたい方は、私のTwitterXアカウントへDMを頂ければお伝えします。

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