サ-フィンの為に移住としてインドネシアへ渡った日本の方は、割と「バリ島」を選ぶケースが多いので、波には不自由をしていないイメージがあります。
ただ、「辞令」を受けたり「現地採用」として、ジャワ島の工業地帯であるチカランやジャカルタへ渡り「駐在員」としてインドネシアで会社員として働く方もかなり増えており、もし彼らの「サーフィン」が趣味であってもジャワ島での勤務であると、途端に駐在生活を楽しむ為の行動が大きく制限されます。
- サーフィン出来る場所が分からない
- 治安に対する不安
- サーフポイントに行きたいが自動車の運転が怖い
恐らく上記の様な不安が元で、駐在生活の数年間はサ-フィンを止めてしまうケ-スが多いと思います。
ココでは当時の私の経験も含めて、もし彼らが大切にしている趣味が「サーフィン」であれば、海外となるインドネシアのどこのスポットで波乗りをすれば良いのか?
こういった疑問にお答えしていきます
- インドネシアのジャカルタでサーフィンが出来る場所
- インドネシアに現在の治安は問題無し
- サ-フポイントへ行く方法
海外で駐在を楽しむ為に、日本と同じ様に趣味に没頭しその生活が充足している必要があります。
この記事を書いている私は、15年以上インドネシアと関わっており、サーフィンを満喫したくて2年間に渡り、インドネシアで事業を営みつつ長期滞在しておりました。
インドネシアのジャカルタでサ-フィンを楽しむには??
余り話題として出てきませんが、実はジャワ島もサーフィンに適した「波」の宝庫なのです。
ジャワ島での言い伝えで、「海からお姫さまが現れて、海岸の人を海に連れていく」みたいな話が残っています。
それほど、インドネシアのジャワ島の海が波が荒いと言う証拠になります。
サーフィンが出来る場所は??
駐在員が一番多いエリアである、ジャカルタ・ブカシ・チカランからアクセス可能と思われるサ-フィンのスポットを挙げていきます。
中部ジャワやWCTで有名になったバニュワンギ市周辺は余りにも遠いので割愛します。
また、ジャカルタやチカランからだと、北側の海が一番近いですが(遠くても1時間程度)、残念ながらインドネシアの北側の海は、ほぼ波が立たない為サーフィンには適しません。
ジャワ島の西側か南側の海がメインとなります。
「パラブハンラトゥ港周辺」
いわゆる、「チマジャ」と言うスポット名になります。
「パラブハンラトゥ港」へのアクセスは、わりと簡単です。
港近くに、webサイトで見つける事が出来るホテルが多数あり、そこに直接電話をするとハイヤ-を手配してくれます。
また「バリ島」の海の混雑を避けた日本人サーファ-も結構訪れる為に、ホテルの職員がカタコトの日本語が話せたりします。
そして、バリ島と比較して少々割高ですが、サーフキャリア付きの「レンタルバイク」のサービスもあるので、色々なデカ波スポットを巡る事が出来、ローカルの食堂巡りも出来るので現地のグルメも堪能出来ます。
今はSNSがとても発達しているので、より簡単にアポは取れると思います。
正直、アクセスが簡単なのはココ以外ありません。
「ジャワ島西海岸沿い」
他にも、ジャカルタから3-4時間で行ける一番近いスポットで、大きな波が立つ地域があります。
ジャワ島の西海岸沿いに「パンタイパシ-ル」と言う砂浜でとても良い波が立ち、海もかなり空いています。
しかし、観光客が少ないかなり貧しい地域であり、周辺の宿泊施設が余りにも不便でオススメはしません。
ただ・・ ロングライドが出来るキレイな波を飽きるまで乗れる素晴らしいスポットでもあります
「パンダンガラン」
また、西ジャワ州のバンドン市から車で3-4時間程度の場所にある、「パンガンダラン」と言うビーチもそこそこ良い波が立ちます。タシクマラヤと言う地方都市を超えた先にあります。
ココはジャワ島西海岸より更にロ-カル色が強い地域であり、まずインドネシア人以外の外国人に遭遇する事は皆無です。サーファ-もごく稀に地元のサーファ-が海に入る程度です。
食事等もほぼロ-カルフ-ドのみでありますが、とても安い費用で滞在が可能です。
サ-フィンの為にデカ波を追う目的よりか、純粋なジャワ島のローカル文化が楽しめます。
上記の3つのポイント比較
「チマジャ」以外のサーフスポットは、ほぼ外国人が皆無のエリアになり、とても空いていますが、その砂浜までのアクセス方法は一見の外国人にはとても困難です。
ちなみに、私は「チマジャ」以外のスポットはバリ島から運びこんだ愛車であるバイクでアクセスしました。
「チマジャ」はバリ島程でないにせよ、ハイシ-ズンはかなり海が混雑して、波の取り合いも起こります。
混雑を避けると言う理由で、他のスポットを選択するのも有りかと思います。
外国人どころか、サーフィンをしている人はほぼ皆無であり、良質の波を独占出来ます。

治安はそんなに悪くないって本当?
30年以上前は確かにジャカルタを始めとして、その周辺都市でも治安が良くなかったのは事実です。
ただ、体感ですが近年は、深夜の移動や荷物の管理の基本さえしっかりしていればそこまで治安は悪くありません
サーフスポットへ行く方法
バリ島は外国人でも簡単に「自動車」や「バイク」をレンタル出来るので、個人での行動範囲はかなり広がります。
ただ、ジャカルタは外国人が、「自動車」や「バイク」をレンタル出来る様なサービスは皆無です。
購入して乗り回すのであれば、一部制限は付きますが可能ではあります。
しかし、もしインドネシアへ一度でも行った事がある方であればご存知だと思いますが、道路交通事情はかなりハードです。
インドネシアにも道路交通法は存在しますが、ほぼ守られていないケースがほとんどです。
ジャカルタ周辺だと、交通量の多さがバリ島の比ではない位に多いです。
ですので、ジャカルタ周辺で働いている人であれば・・
- 会社が契約をしているドライバーへチップを払ってサーフスポットへ連れて行って貰う
- サーフスポット近くのホテルへ連絡して、ハイヤーを派遣して貰う(インドネシア語必須)
- 町中にあるドライバーサービスに依頼する(英語であれば可能)
- ロ-カル交通機関を使う
- 週末にバリ島やスマトラ島へ飛行機で渡る
上記の4パターンのみとなります。
参考までに、バリ島のサーフィンツア-について記事を書いています。
コチラも参考にして下さい


インドネシア生活を楽しむ
私は15年以上前に初めてインドネシアへデカ波を求めてサーフトリップを行い、直近では自身の事業の為にインドネシアに2年間滞在しておりました。
また語学に対しても勉強を重ね、独学でインドネシア人と日常会話が可能となっております。
その経験の中でお話ししていきます。
バリ島は「駐在員」として赴任する為の事業分野や、「観光・飲食」以外で事業を起こしても、ほぼ需要が無く正直かなり厳しいです。
また、良く「バリ島」好きの日本の方が単独で訪バリをして、「バリ島」で職探しをする・・ と言うケースも度々目にしますが、ほぼ企業側から声を掛けて貰える事はありません。
結局、日本人が会社員として働けるのは、ほぼジャワ島のジャカルタ周辺となります。
インドネシアで日本と同額程度の報酬の支給が保障される地域は、ほぼジャカルタ周辺やチカラン等の工業地域が多くなります。
私は自身の事業の為にバリ島からジャカルタへ引っ越しをしました。
幸いにもジャワ島では事業収入を得るが出来て、またインドネシア語が日常会話程度まで出来るので、食事の問題や人とのコミュニケ-ションでの悩みはありませんでした。
ただ、趣味であるサ-フィンが全く出来ないので、私自身のQOLがダダ下がりをしていました。
そこで、唯一の足であったバリ島から運んだ愛車である「HONDA VARIO」に再びサ-フキャリアを取り付けて、ジャワ島で週末サーファ-をすると、バリ島に居た時よりインドネシアでの生活が更に楽しくなりました。
かなりの高収入を約束されるインドネシアの駐在員ですが、週末にショッピングモ-ルやゴルフに行くだけでは日本に居る時と同様なQOLは期待出来ないと思います。
念のためインドネシアで「起業」の人や「現地採用」の方向けに、インドネシアでの賃貸住宅の借り方をお知らせしておきます。コチラは私の長期滞在の経験から書いておりますので参考になると思います。ぜひご覧下さい

簡単にサ-フポイントへ行く方法
上記にて、4つの方法を挙げました。
ただ、インドネシア中級者レベルの方法も含まれています。
インドネシア歴15年以上の私が、具体的なサ-フポイントへ簡単に行く方法をシンプルにお伝えします。
いつも迎えに来るハイヤ-の運転手に相談
これが一番簡単かつトラブルが少ないです。
インドネシアはコミッションさえ払えば、コチラの用事を快く引き受けてくれます。
あとポイントに関しては、「チマジャ」ポイント一択となります。
チマジャ周辺は日本人の海外遠征サーファ-も多く、そこそこの質の宿泊施設がいくつかあるので、後は現地に到着すれば何とかなります。不安であれば運転手に宿の手配もお願いすれば問題ありません。
週末サ-フの終了後は、ジャカルタ周辺までの送迎を宿泊施設側へお願いすれば費用は発生しますが、ハイヤ-を用意してくれます。
最後に
私がまだ小さい頃、近所に住んでいた、先の第二次大戦時に元軍艦乗りであったお爺さんより良く聞かされたお話しがありました
「日本を出発する時は良く寝れるが、船が揺れて夜寝れなくなったらインド洋」
サ-フィンとは無縁であった大戦時の人々でさえ、その様な認識がありました。
インドネシアの波質は、タイミングさえ合えば初心者でもロングライドが可能です。
それ位、インドネシアの波は良質で乗り易いです。
サーフィンブームも落ち着いて、サーフ人口が以前と比較してかなり減りましたが、それでも日本の海はいつも大混雑です。
波が大きくなる台風でも来ようものなら、ネット情報により駐車場のスペ-スさえ無くなります。
もちろん、人が増えても「ワンマン=ワンウェイブ」のルールがあるので、海の中はかなり殺伐とする時もあります。
10年前と比べて世界はとても近くなりました。
特定の地域でしか見掛けなかった「インドネシアの方々」も、今や日本でたくさん見掛ける様になりました。
もし、日本でサーフィンをしていて、スキルの向上が伸び悩んでいる方々・・
ぜひ、インドネシアへ「駐在員」も含めてご検討されてみては如何でしょうか??
バリ島で駐在員として働けるのであれば、趣味がサーフィン以外の人でも天国なんですけどね
更新) パンデミック後にインドネシア・バリ島へたくさんの観光客が溢れた関係で、外国人の交通マナ-が大きな問題になりました
以前は、特例で日本の 国際免許 でのバイクや乗用車の運転は可能でありましたが、2023年より 国際免許 の使用は出来なくなりました
どうしても必要だ! と言う事であれば、警察署で正規の免許証を取得して下さい
