コロナ禍がようやく終息し始め、海外への人の往来が本格化していますね。
私が仕事&サーフィンで頻繁に行っていたインドネシア「バリ島」では、既にかなりの日本人サーファ-が滞在しているそうです。
さて・・ 初めて「バリ島」へサーフィンの目的で向かう私たち日本人にとって色々な悩みが発生します
- せっかくのバリ滞在時間を無駄にしたくない
- 日本出発前に「バリ島」のことを調べる時間がない
- 良い波をゲットしてサーフィンを楽しみたい
今はインターネットがとても発達していて、外国の事情であっても簡単にスマホひとつで調べる事が出来ます。
しかし、ネット検索は慣れていないと、なかなか知りたい情報にたどり着けません。
ココではインドネシア「バリ島」へ初めてサーフィンをしに行く人へ向けて、精査した情報をお届けします。
サ-フィン初心者がいきなりバリ島でサーフィンを始めるのは危険なので、この記事を参考にしないで下さい。
私の経歴
- 初めての訪バリ島から15年以上インドネシアと関わっている
- インドネシア語は日常会話レベル
- インドネシアで事業をしながら2年間長期滞在
- 14年間ショ-トボ-ド一筋
※バリ島は乾季と雨季でサーフィンが楽しめる場所が変わります! 今回は乾季の情報です
【バリ初心者向け】バリ島へのサーフィンツア-
Google検索で表示される情報は余りにも膨大な情報量なので、検索をするにもかなりの労力が発生します。
コチラを参考にして頂ければ、後は補足程度に情報を検索すれば大丈夫です
オススメの滞在場所
宿泊施設の予約はインタ-ネットでほぼ完結出来るので、予約方法については割愛します
クタ地区
クタ地区はバリ島で一番の繁華街であり、朝でも渋滞します。
夜になれば各ジャンルの「CLUB」が営業を始め、その付近には「BAR」も沢山あるので、明け方まで人と車でごった返します。
クタビーチやその周辺のビーチのみでサーフィンをするのであれば、滞在場所はクタ一択です
クタに滞在するメリットとデメリット
- 食事に困らない
- 物価がサヌ-ルと比べて少し安い
- レストランだけで無く、色んなお店も多い
- お酒も24時間楽しめる
- 騒音で寝れない
- 渋滞が酷くてクタ地区から出れない
- 深夜の人気の無い暗い道は危険
- 酔っ払い同士のトラブル多し
サヌ-ル地区
クタ地区と比較して年齢層が高い観光客が多いので、夜はとても静かでぐっすり眠る事が出来ます。
サ-フ目的でバリ島へ来ると波の情報に合わせてサーフポイントを移動する事が多いので、サヌ-ル地区に宿をとるのは十分に有りだと思います。
本来はサーフポイントが東側へ移動する雨季がベタ-ですが、少しサーフィンが出来るポイントまで移動に時間が掛かる以外はとても良い地区だと思います
サヌ-ルに滞在するメリットとデメリット
- 夜は静かで熟睡出来る
- 渋滞が無く快適
- 街がキレイ
- 治安が良い
- クタ地区と比較して物価が少し高い
- 深夜に食事出来る場所が少ない
- クタビーチのみでサーフィンをするなら不便
- バリで有名な売春地帯があり変な誘いが多い
チャング-地区
クタとサヌ-ルの両方を合わせた様な地区となります。
最近、人気が出だしているエリアでグングンと土地の値段が上昇しているエリアです。
サヌ-ルに滞在するメリットとデメリット
- 治安が良い
- BAR近辺を除いて夜は静かでぐっすり眠れる
- 渋滞が無い
- センス良いお店がある
- チャング-地区から出ると何もない
- クタとサヌ-ルを混ぜた様な器用貧乏さがある
- 空港から遠い
- 問題が発生した時の病院や行政機関が近くに無い
移動手段
通常の移動
ウ-バ-タクシ-・グラブタクシ-等が人気で安いすが、バリ島に初めて向かう人にはオススメしません。
特に女性のみの旅行の場合は避けた方が無難です。特にウーバ-タクシ-は問題多いです。
ココは定番の「Blue Bird」タクシ-をオススメします。
空港からホテルへ移動する時はは、白タクでは無く安全&確実な「エアポ-トタクシ-」で良いと思います。
ただ、費用がかなり割高になります。
もし、どうしても「Blue bird」タクシ-に乗りたいのであれば、空港で「blue bird」タクシ-を捕まえる方法もあるので、詳しくは検索してみて下さい。
- クタ周辺 70,000~100,000IDR
- サヌ-ル周辺 150,000~200,000IDR
※白タク及びBlue Bird 相場料金
ホテルからの移動、または市内でタクシ-を捕まえる場合は、ホテルのスタッフに手配して貰うから、市内であればたくさん流しの「Blue Bird」タクシ-が走っているので捕まえて下さい
ビ-チへの移動
クタ地区へ滞在してクタビ-チのみでサーフィンをする場合は、特に悩む必要はありません。
他のビーチへ良い波を探して移動を繰り返す場合は、ビーチへの移動手段を検討する必要があります。
- バイクを借りる
- サ-フガイドを頼む
上記の方法が定番です。
バイクレンタルについては、外国人向けのバイクレンタルサ-ビスがたくさんあるのでそちらのお店でレンタルして下さい。
近くにお店が無ければホテルのスタッフに依頼してみて下さい(サーフキャリア付きを必ず希望)
また、交通ルールは日本と違って信号無視等は当たり前で、道路に穴が開いていたりしますので、あくまでも自己責任でお願いします。
国際免許の使用は、現在のインドネシアでは問題ありません。
- 自由に移動が出来る
- サ-フガイドと比較して安い
- ングライ空港からサヌ-ル間の高速道路を夕方走行すると最高に気持ち良い
- 事前に国際免許の取得要す(日本の警察署で簡単に取得)
- 警察のラジア(検問)に鉢合わせする事もある
- 安いレンタルだとバイクがボロい
- All In Oneでサーフスポット選びから、食事まで全てお任せ出来る
- 多人数で予約すると安くなる
- 車で移動するので安全
- 費用が高い
- サ-フガイドに当たり外れがある
- 日本から出発前に予約するのが大変
両替
まずはバリ島のウングライ空港に到着した時点で5千円程度の両替を行って下さい。
その後、レ-トがより高い市内にたくさんある両替所で両替をして下さい。
注意する点として・・・店構えがしっかりしていない「屋台」の様なお店での両替はリスクが高いです。
インタ-ネット
現代のライフスタイルには、インタ-ネットを切り離す事は出来ません。
インドネシアは日本と違いどこでもFreeWiFIがあるので、インドネシアの携帯電話会社のSIMカードを購入したり、日本出国前に高額な海外用SIMカードを契約する必要はありません。
ホテルのWiFiやレストランのWiFiで十分にインタ-ネットが楽しめます。
ただ、ホテルにチェックインする時はWiFiの電波状況は必ず確認して下さい。WiFiの電波が悪ければ部屋を変えて貰う事も可能です。
一方、携帯電話のSIMカードも簡単にプリペイドSIMが購入可能です。
しかし、屋台で販売されているSIMカードを購入するのは少し初心者の方にはハードルが高いので、ショッピングモール内にある携帯キャリアの直営店を紹介しておきます。
カトコトの英語であっても直営店なのでショップ店員が設定してくれたりします。
日本とインドネシアの携帯電話用の電波周波数帯が少し違うので、お手持ちの機種によってインドネシアのSIMカードは使えない可能性はあるので注意して下さい(特にauスマホは注意)
病院
バリ島のサーフィンが出来るビーチのボトムは、「珊瑚」か「ゴツゴツした岩」が多いです。
また、ウニも沢山いるので思わず足をケガしてしまう事も多いです。
それと、初めてのバリ島だと食当たりで苦しむ人も多いです。
注意して頂きたいのが・・・
「ボッタクリ病院」
多いです。
ちょっとしたケガでも、全身麻酔 → 入院 → 50万円の治療費請求...
等を平気で行っている病院があります。
タチの悪い事に、個人クリニック等ではなくて日本語でデカデカと看板を出しているそこそこ有名な病院がボッタクリを行っている事があります。
個人的にオススメ出来る総合病院を貼っておきます。
ただ、忘れないので欲しいのが・・
- クレジットカードの海外旅行保険特約
- 海外渡航保険
上記のどちらかを必ず携帯してバリ島へ行って下さい。
健康保険制度が通常は使えないので、日本と比較して医療費は高額になります。
※海外疾病での医療費に対して、日本の健康保険制度より医療費の個人負担分差額の払い戻し制度はありますが、過去に健康保険制度を悪用した海外での詐欺が多発した為、書類等がとても煩雑になり現在はほぼ制度利用については困難です
サ-フショップ
ビ-チのボトムが「珊瑚」や「ゴツゴツした岩」のバリ島の海では簡単にフィンを紛失したり、大きな波に巻かれてリ-シュコ-ドが切れる事も発生します。
クタ地区周辺だとたくさんのローカルサーフショップがありますが、バリ島が初めてだと中々お店に入り辛いのも事実です。
日本で言えば「ムラサキスポ-ツ」の様な量販店もありますので、そちらの地図を2つほど貼っておきます。
オススメのサーフポイント
日本の波と比較してバリ島の波は風向きに敏感に反応します。
また、潮の満ち引きで急に巨大なウネリが発生する事も稀では有りません。
天気図とタイドグラフはインターネットで検索をし必ず確認をしてから予定を立てて下さい
クタ地区周辺
クタビーチ
定番のビーチです。
ホテルから徒歩で行ける位にアクセスも良く、波も他のエリアと比較して小さくて安心感があります
ただ、便利なスポットなので、とても混雑しています
- アクセスが良い
- 徒歩で完結出来る
- ホテルから近いのでこまめに波チェックが可能
パドマビーチ
クタビーチから西側に位置するビーチです。
徒歩では厳しいですが、バイクをレンタルするとホテルから数分でアクセス可能です。
クタビ-チほど混雑しないので私のオススメです。
荷物はビーチ上にパラソルを建てて営業する「BAR」でドリンクを飲む約束をすれば預かって貰えます
- クタと比較してワンサイズ大きな波が来る事が多い
- アクセスが良い
- 人が少ない
チャング-周辺のビーチ
クタ地区から車・バイクで西へ1時間程度の場所にある、新しい歓楽街です。
一応、宿泊施設もたくさん点在します。
クタ地区と比較して治安も良く、渋滞も酷くありません。
- チャング-周辺に宿を確保すれば歩いてビーチへ行ける
- クタと同じく初心者でも安心
- 乾季が特に波が大きい
サヌ-ル地区
スランガン島
乾季・雨季関係なくサーフィンが可能です。
ビ-チ周辺にローカルワルン(海の家)がたくさんあるので、そこで飲食やシャワ-を浴びる事が可能です。
注意する点としては、急に巨大な波が発生する事と、ビーチのボトムが珊瑚なのでサーフブーツ有った方が良いです。
- 乾季・雨季関係なくサーフィンが可能
- 海の家がたくさん有り便利
- 波が大きいが乗り易い
その他の地区
バリアンビーチ
乾季・雨季の影響を受けずに年中コンスタントに波があります。
ただ、流れが速く波もかなり大きいので注意が必要です。
特に、空が真っ黒になってスコ-ルが降り始めると途端に流れが速くなり、岸に戻るのに苦労します。
クタからは3時間必要ですが、道中にバリ名物「バビグリン」屋台が並んでいるところがあり、とても美味しいです。
- 波が大きい割に乗り易い
- 人が少ないのでかなりの本数を乗る事が出来る
- 年中サーフィン可能
日本から出国の日が迫っている..
サ-フィン遠征先で有名な「ハワイ」と比較してインドネシア共和国はまだまだ発展途上国と言う事であり、生活インフラがとても整っているハワイと比較してしまうと、どうしても心配になります。
私もとても心配で初訪バリ島をした時は、今では考えられない位の酷い有様でした。
当時の状況はコチラでご確認下さい

インドネシアのバリ島は既に長い歴史の「観光地」であり、外国人観光客向けのインフラについては既に日本より先に進んでいる感はあります。
また、温厚でお節介なインドネシア人の性格もあるので、何か困りごとがあれば近くに居るインドネシア人にお願いすれば大抵は解決出来ます!
※チップやコミッションの文化があるので感謝の意を込めたチップを忘れないで下さいね(少額でOK)
何も心配せずに、どうぞ安心して日本から出発して下さい